ショートストーリー(SS)のケースについて
幣サイトではショートストーリー(以下、SS)の登録を3つに分類しています。
「ケース1」と「ケース2」では、著作権が発生していないと考えてSSの登録の際に出典と論評を必要としていません。
「ケース3」では、著作権が発生している可能性を考えて、SSの登録に際して出典と論評を必要としています。
「ケース3」を登録する際には、「SS」が「従」、「タイトル、論評、一言、音声データ」が「主」となる構成を求めています。
■「ケース1」に該当するSSについて。
「ケース1」には、オリジナルのSSが該当します。
例えば、Aさん「おはようございます。いい天気ですね。」、Bさん「そうですねー!明日も晴れるといいですね」、Aさん「明日はどうですかね?」、Cさん「Aさん、Bさん、おはよう。明日も晴れるらしいよ!」っと言った3者の会話です。
■「ケース2」に該当するSSについて。
「ケース2」には、著作権が切れた小説、映画、古典落語や公開して行われた政治上の演説・陳述及び裁判手続における公開の陳述などが含まれるSSが該当します。
また、セリフの「ケース2」と重複しますが「キャラ名」「商品名」「会社名」「技名」などは著作権の保護対象外です。
30字以内のSSも著作権は発生していないとの立場をとっています。
商標権についてもセリフの際と同様に効力の適用外との認識です。
「ケース2」の一例としは下記の場合が該当します。
ユイ「決めてくれた?」
ゲンドウ「男だったらシンジ、女だったらレイと名づける。」
■「ケース3」に該当するセリフについて。
「ケース3」には、著作権が発生している可能性が高いSSが該当します。
例えば、
作「うにょおおおおおぉぉぉぉっ!みなさまっ!ながっらくっ!ながっらくお待たせいたしましたっ!ついにっ!ついにここにここにっ!スレイヤーズ第二部『ベゼルドの妖剣』をお送りしますっ!」
L「・・・・・・んっふっふっふっふっ・・・」
作「(やや見を引いて)・・・な・・・・・・何だっ・・・・・・?その場を盛り下げる、意味ありげな笑いはっ!?」
L「いやー。無事にTV放送もはじまったったし。」
作「おうっ!・・・・・・いやはや。めでたいことよのぅ・・・・・・」
L「んっんっんっ・・・・・・第四話、見た?あんた?」
作「もちろん見たけど・・・・・・って・・・・・・あ・・・・・・!」
L「くっくっくっくっ・・・・・・部下S!」
S「はっ。ここに。・・・ってL様、目つき怖いんですけど・・・・・・」
L「へっへっへっ。見たわよ。TV第四話。よかったわねぇぇぇぇぇぇ。たかだか中間管理職(マイナーまおう)のぶんざいで、こぉのあたしをさしおいて、きっちりTVに出られて。」
S「ぎくっ!?」
L「んっんっんっんっ・・・・・・」
S「お・・・・・・お待ちくださいL様っ!スコップの先はいくらなんでも痛そ・・・・・・」
効果音「ざく。」
(※1)
などが該当します。
このSSはスレイヤーズという小説に出てくる「あとがき」の一シーンですが、31字以上で著作権者の創造性が認められる可能性が高いです。
「ケース3」に該当するSSを利用する際には、出典を登録(明記)し、「セリフ」が「従」、「タイトル、論評、一言、音声データ」が「主」となるように構成してください。
(※1 スレイヤーズ9(ベゼルドの妖剣)P248-249 作者・神坂一 刊行・富士見ファンタジア文庫)
■「ケース2」の30字以内の文字数制限について
一般的に、俳句以上の文字数から著作権が発生する可能性があるようです。
幣サイトでは小説・漫画・アニメ・ドラマ・映画などのSSが登録される際には30文字までは著作権が発生していないとの立場をとっています。
俳句は17字前後の文字数のみで構成され俳句という完成品を成していますが、小説・漫画・アニメ・ドラマ・映画などのSSは、ストーリーや映像、画像、俳優・声優の演技などから構成されています。
俳句の場合と異なり、小説・漫画・アニメ・ドラマ・映画の場合に30文字というSSは全体を構成する一部であり、また、30字以内のSSは社会一般的に使用される言葉の組み合わせである事が多く著作権が発生してないと考えています。
幣サイトでは上記のような立場をとっていますが異なる考えにて30字以内でも著作権を主張される著作権者様もいらっしゃると思います。
幣サイトは著作権者様の権利を侵害する意図は全くございません。
削除や使用差し止めの御連絡を頂きましたら速やかに削除処理を致しますので、大変お手数をおかけしますが御連絡をして頂けますようお願いいたします。
■SSの登録に際しての禁止事項
「ケース1・2・3」にかかわらず、ネズミの国に関連するセリフやその米国本社や子会社、関連会社が権利を有する作品のSSは絶対に登録しないでください。